性別に関係なく摂取できる?

ローヤルゼリーは女王バチの食べ物ということもあり、女性向けというイメージを持っている人もいるかもしれません。
実際のところ、ローヤルゼリーは性別に関係なく摂取できるものなのでしょうか。

デセン酸が作る女性向けのイメージ

ローヤルゼリーに女性向けというイメージがあるのは、固有成分である「デセン酸」という脂肪酸の一種によるところが大きいのです。
デセン酸は女性ホルモン受容体と結びつくことで、女性ホルモンに似た働きをしてくれるためです。
この作用が最大限に活用されるのが、更年期障害です。
卵巣の老化に伴う機能低下によって、女性ホルモンの分泌が少なくなり、心身にさまざまな悪影響が出てしまうのが更年期障害です。
症状を和らげるためには、何らかの形で女性ホルモンの働きを補い、ホルモンバランスを整える必要があるのです。
デセン酸の摂取は、まさにこの目的にかなっているといえるでしょう。
女性ホルモンを実質的に増やすことができ、ホルモンバランスが整えられるためです。

デセン酸は男性にも有効

こうした効果から、男性が摂取すると女性化するのではないかというイメージを持たれがちなのですが、女性ホルモンは男性にとっても欠かせないものなのです。
実は、男性の体内でも少量ながら女性ホルモンが分泌されており、頭髪の成長を促進させるなどの効果を発揮しています。
AGA(男性型脱毛症)などによって薄毛になりつつある男性には、この女性ホルモンの育毛効果がプラスに働いてくれるのです。
また、ローヤルゼリーには自律神経のうち副交感神経の働きを活発にするアセチルコリンも含まれています。
ED(勃起障害)の原因のひとつは、もうひとつの自律神経である交感神経の働きで血行が悪化し、ペニスの海綿体に十分な血液が供給されなくなることです。
アセチルコリンによって副交感神経を活発にすることで血流が促進され、勃起力がアップするというわけです。

このように、ローヤルゼリーは男女どちらにとっても好ましい効果を発揮してくれます。
性別に関係なく摂取しても、問題はなさそうです。
またよく混同されがちなはちみつとローヤルゼリーの違いについても参考にご覧ください。