糖尿病の初期症状を予防する

糖尿病は生活習慣病の一つで、国内だけでも300万人を超える患者がいます。
多忙な仕事などが原因で食生活が不規則になっている人の中には、糖尿病を発症するのではいかと心配している人もいるでしょう。
ローヤルゼリーは、その糖尿病の初期症状を予防してくれる効果があるのです。

糖尿病の鍵を握るインシュリン抵抗性

糖尿病の原因のひとつは「インシュリン抵抗性」が高いことです。
インシュリン抵抗性が高いと、インシュリンが分泌されてもなかなか血糖値が下がらなくなってしまうのです。
インシュリンの働きは、血中の糖分を筋肉にたくわえるというものです。
ところが、太っている人や運動不足の人は、筋肉に糖分を蓄えにくくなっています。
これではインシュリンが分泌されても、血糖値がなかなか下がってくれません。
こうした状態を「インシュリン抵抗性が高い」といいます。
メタボリック・シンドロームが糖尿病予備群とされているのは、インシュリン抵抗性が高くなりやすいためです。

血糖値がなかなか下がらないと、膵臓は何とかして下げようとインシュリンの分泌量を増やしていきます。
この負担によって膵臓が弱っていき、気がついたら糖尿病になっているというわけです。
つまり、インシュリン抵抗性の上昇は、糖尿病の初期症状といっていいでしょう。

ローヤルゼリーはインシュリン抵抗性を低くする

米国立生物工学情報センターのデータベースによると、糖尿病のラットにローヤルゼリーを1カ月にわたって与えたところ、インシュリン抵抗性が下がったことが分かっています。
同時に、血中のインシュリン濃度も下がっており、膵臓の負担が小さくなったことが分かります。
これは、ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸がインシュリンと似た働きをしてくれるためとみられていますが、いずれにしても糖尿病の初期症状であるインシュリン抵抗性の上昇を抑えてくれるという点では、ローヤルゼリーは効果的だと言っていいでしょう。