ローヤルゼリーは男性の健康にも

ローヤルゼリーといえば更年期障害の症状緩和など、女性の健康維持に効果的というイメージが強くなっています。
実は、男性の健康を維持してくれる働きもあるのです。
主なものとしては精力アップと、薄毛対策が挙げられます。

精力アップ効果

ローヤルゼリーには多数のアミノ酸が含まれていますが、その中には精力アップ効果のあるアルギニンもあります。
米国立生物工学情報センターのサイトにある論文によると、ED(勃起障害)の患者に1日6グラムのアルギニンを6週間にわたって投与したところ、3割が改善したとしています。
これは期待できる数字と言っていいでしょう。
また、ローヤルゼリーに含まれるアセチルコリンは、副交感神経を活発にして血流を促進させる働きがあります。
EDの原因のひとつは、ストレスなどに伴う海綿体の血行悪化です。
アセチルコリンによって副交感神経を活発にすることで、海綿体の血行が良くなり、勃起力アップが期待できるのです。

薄毛防止効果

薄毛の原因のひとつは、頭髪の成長に必要な栄養分の不足です。
中でも問題なのは、頭髪の元となるタンパク質「ケラチン」を生成するためのアミノ酸が足りなくなることです。
ケラチンを生成するためには18種類のアミノ酸が必要ですが、ローヤルゼリーにはこの大半が含まれているのです。
これによってケラチンの生成量が増えれば、頭髪の成長が期待できます。
また、アセチルコリンによる血行の促進は、育毛にもつながります。
ケラチンの原料となるアミノ酸は、頭皮で吸収されるわけではなく、消化器で取り入れられたものが頭皮まで運ばれてきているのです。
アセチルコリンによって血行が良くなれば、毛根に栄養分が多く運ばれてくるようになり、頭髪の成長が期待できるというわけです。
実際、AGA(男性型脱毛症)をはじめとする薄毛の治療薬として使用されているミノキシジルは、頭皮の血管を拡張することで血流を促進させるというものです。
育毛と血流は、それだけ関係が深いということなのです。