ローヤルゼリーのアピシンとは

ローヤルゼリーの主成分はタンパク質ですが、その中でも最も多いとされているものがアピシンです。
アピシンにはどのような働きがあるのか、どんな問題点があるのかなどについて、説明していきましょう。

アピシンは細胞分裂を活発にしてくれる

アピシンとはローヤルゼリーに含まれる糖タンパク質の一種で、茨城大学名誉教授の米倉政実さんがミツバチの学名「アピス」から命名したものです。
米倉さんの研究によると、アピシンを人間の細胞に加えたところ3倍に増え、5日間も生き続けたとしています。
アピシンを加えなかった細胞が増殖しなかったことから、アピシンには細胞分裂を促進させる効果があるとされています。
同じ幼虫でありながら、ローヤルゼリーを食べたものだけが女王バチになれるのは、このアビシンによる細胞分裂促進が関係しているとされています。
細胞分裂の促進は、新陳代謝のアップにつながります。
肌に塗布すればターンオーバーが盛んになり、肌をみずみずしい状態に保ち、くすみやシミなどの防止が期待できるというわけです。

アピシンはアレルギーの原因?

ただ、アピシンについては気になる情報もあります。
それは、ローヤルゼリーアレルギーの原因物質がこのアピシンだというものです。
山田養蜂場の資料によると、アピシンの摂取によって握るヒスタミンの分泌量が増えることが、ローヤルゼリーアレルギーの原因だとしています。
同社の酵素分解ローヤルゼリーではアピシンが分解されているため、こうしたアレルギーが起きにくいと説明しているのです。
実際、ローヤルゼリーを肌に塗布する際にはパッチテストを行うことが望ましいとされています。
アレルギー症状を引き起こす可能性が否定できないためです。
ただ、アピシンを酵素分解してしまうと、細胞分裂の促進による新陳代謝のアップという効果がなくなってしまう可能性も否定できないのです。
新陳代謝アップを取るか、アレルギー予防を取るかの判断は、難しいところではないでしょうか。