日本で普及したのはいつごろか

今では薬局などで当たり前のように販売されているローヤルゼリーですが、日本での歴史は意外と浅井のです。
日本におけるローヤルゼリーはいつごろから、どのような形で普及していったのでしょうか。

かつては捨てられていたローヤルゼリー

日本におけるローヤルゼリーの研究そのものは古く、帝国大学教授を務めた玉利喜造氏が明治22年に「王家の舐物」として紹介しています。
ただ、保存の難しさなどから普及することはなく、ローヤルゼリーははちみつ採取の際に捨てられていたのです。
今から考えるともったいない話です。
転機は昭和29年、病の床にあったローマ法王ピオ12世が、ローヤルゼリーの注射によって見事に回復したことです。
ピオ12世は同33年、世界養蜂会議に出席し「私はローヤルゼリーに命を救われた」と演説したのです。
これが、世界にローヤルゼリーの効用を広めるきっかけになったのです。

日本の普及開始は昭和34年

このニュースは、当然のことながら日本にも伝わりました。
ローマ・カトリックは世界中に信者がおり、日本にも信者がいますから、ある意味当然とも言えるでしょう。
ローマ法王の演説の翌年である昭和34年、ある週刊誌が「不老長寿の新薬現る?」として特集を組み、話題になりました。
この特集によって、徐々に日本国内でもローヤルゼリーが出回るようになりました。
週刊誌の記事が掲載された翌年の35年には、日本国内でもローヤルゼリーの生産が始まりました。
それまで捨てられていたローヤルゼリーが、ようやく日の目を見るようになったというわけです。
その後はミツバチの巣箱内に人工王台を設置することでローヤルゼリーを採取しやすくするなど、採取技術面でも進歩していき、現在に至っているというわけです。
日本におけるローヤルゼリーの歴史は、50年ちょっとといったところなのです。
歴史が浅い割に知名度が高いのは、それだけローヤルゼリーの効果が大きいということなのかもしれませんね。